ハンガリーのブダペストはヨーロッパ旅行の穴場

ブダペストの橋

ヨーロッパに旅行するならどこがいいのか?永遠のテーマとも言えますが、私は間違いなくブダペストと答えます。ざっくり理由を書くとこんな感じです。

  • とにかく物価が安い
  • 観光名所が盛りだくさん
  • エゲル等の他都市やバラトン湖に簡単に行ける
  • 若者は大体英語がOK
  • ワインがやばい
  • 他の国と旅程を組み合わせ易い

既に魅力的に見えませんか?他にもHideg Gyömölcs Leves(フルーツスープ)といった特殊な前菜、特殊な言語なハンガリー語、秋田県のなまはげみたいなBusójárás(ブショーヤーラーシュ)などといった特色が数多く存在します。

あまりにも好きすぎて、ブダペストに住んでいたことがある私がローカル(地元民)ならではのコンテンツを精一杯皆さんにお届けしたいと思います。「旅行で来ないと人生損してる!」と言いたくなるくらいのハンガリーのブダペスト、バッチリ読んでいって下さい。

ブダペストの治安は良好

ブダペストの人混み

中央ヨーロッパにあるハンガリー。たまに「治安大丈夫なの?」と聞かれることがありますが、ブダペストを含めとても安心できる国です。長くブダペストに住み、Pécs(ペーチュ)や他の都市に旅行はしていますが、危険を感じたことは一度もありません。勿論ホームレスの方や日中からお酒を飲んでる人たちはいますし、エリアによってはちょっとスラムっぽい雰囲気の所もあります。しかし、それはヨーロッパのどこに行っても同じことです。

また、女性一人で夜出歩かない方が良いといったことや、アジア人差別といったものも経験することはまずないと思います。さらに観光客がフォリント安で増えていることもあり、ますます外国人が訪れやすくなり、英語が大体どこでも通じるのも旅行者としては嬉しい限りです。

ブダ地区全体が世界文化遺産

漁夫の砦

ブダペストはドナウ川を挟んで、ブダ地区とペスト地区に分かれており、ブダ地区は現地日本人が多く住んでおり緑も多いです。ペスト地区はレストランやショッピングモール、お土産屋などエンターテイメントが充実しています。より発展しているのはペスト地区ですが、漁夫の砦やブダ城があるのは世界文化遺産に登録されているブダ地区となります。

ブダ地区は坂道が多く、トラム(路面電車)だけでなくバスの利用も必要となってきます。現地公共機関は結構充実してますので、チケットの種類と買い方を知っておくとスムーズに周れると思います。

一方で、以下のようなものはペスト地区おすすめです。 

  • お土産や洋服のショッピング
  • お洒落なバーやカフェ巡り
  • 美味しいレストランでご飯

ドナウ河岸は夜景が最高にキレイ

ブダペストの国会議事堂
ブダペストで夜の散歩

ローカルにとって、デートや散歩の定番です。夜景を求めて散歩したいけど、どこに行けば良いかわからなければとりあえずドナウ河岸を歩きましょう。特に夜ライトアップされる国会議事堂をバックにした歩道は、何度見ても飽きません。

マルギット島で散歩

少し飽きたら夕方に、マルギット島に行ってみるのも楽しいです。ローカルの多くが仕事終わりに寄って、飲んだり喋ったりする憩いの場となっており、レストランやバーもいくつかあります。ただ街灯が少ないので、不安な人はあまり遅い時間に行かないようにしましょう。

個人的にはペスト地区の、Vigadó térという場所から見えるブダ地区の景色が大好きです。正確な場所はググってみて下さい。

ワインとチョコレートが美味しい

ワインは知っている方も多いと思いますが、実はチョコレートも有名なのがハンガリーです。お隣の国オーストリアも有名ですが、それとは一味違ったものをご紹介します。

トカイワインとエゲルワイン

ハンガリーと言えばこれですね。甘くて、香り豊かな白のトカイワイン。普段はアルコール嫌いの私も、結構頻繁に買っており、特に炭酸水割がお気に入りです。

トカイワインはハンガリーのトカイ地方の特産品ですが、ブダペストでもほぼ同価格で豊富な種類を楽しめます。スーパーのラインナップは正直安くてクオリティが低いものが中心なので、ワイン専門店を覗いて、スタッフの方のアドバイスを貰うことをおすすめします。レストランでも味わえますが、安価なトカイワインを割高に提供する所もあるので、個人的にはワインショップで買って、河原や宿泊先で飲むのが良いと思います。

また、赤のエゲルワインも美味しいですが、トカイワインほどスペシャルティーはないと私は思っています。ですが赤ワインが好きな方は、是非試してみて下さい。

実はチョコレートも有名

GHRAOUI

GHRAOUIは結構、旅行者の間で有名です。包装がとても豪華なのと、お店の雰囲気が素晴らしいのは認めますが、個人的には割高だと思います。また、味も大したことがないかなと。

ChocoMe

ChocoMeは見た目も映え、味も美味しく、お土産にピッタリなチョコレートだと、個人的にオシです。本店はちょっと街中から外れていますが、街中にあるお土産屋さんにたまにあるので、お土産探しのついでにアンテナを立てておくと良いでしょう。

Chocolate Rózsavölgyi

現地人の間でファンの方も結構いるのが、Chocolate Rózsavölgyiです。こじんまりとしたお店が街中にあり、ロケーションも味も良いです。カフェ巡りのついでに立ち寄ってみるのが一番かもしれません。

ブダペストの観光おすすめスポット

ブダ城を対岸から眺める

私の独断と偏見に基づくおすすめリストとなりますが、全て現地に住む私がお気に入りの場所かつ友人がブダペストを訪れる際に連れて行く場所なので、ガイドブックとは一味違う観光ができるはずです。

ショッピングを楽しむならDeák Ferenc tér周辺

ブダペスト観覧車がある所で、リスト・フェレンツ(ブダペスト)国際空港からのバスが止まる場所でもあります。旅行できたならまず見逃すことはないと思いますが、小物やお土産、特にファッション関連のショッピングを楽しみたいのなら、ここ以上の場所はありません。

大体の観光客が集う所なので常に混んではいますが、レストランやバーも豊富なのでブラブラとショッピングをしたい時にピッタリです。

お土産はブダペスト中央市場

パプリカパウダーなどの伝統的なお土産を含め、大抵のものが揃っています。お店の数が結構多いので時間はかかりますが、効率的にお土産探しができます。

ただ、基本的にちょっと価格は割高で、お店によっても価格は異なります。それでも、あちこち回ってお土産探しに奔走する時間を考えれば、費用対効果は高いと思います。

Lehel Marketで生鮮食品を物色

ブダペストで一番大きな市場で、地元の人々にとっては欠かせません。現地の活気を感じたい方は、是非行ってみましょう。その際は以下の点に気をつけて下さい。

  • 日曜日は閉まっており、土曜日は午後3時には終了
  • 2階にいくつか食事処があるので、ランチができる
  • 現金でしか支払えない露店が多いので、現金は忘れずに

近場でハイキングならHűvösvölgy

時間が余ったらハイキングはどうでしょうか?

なんと言っても、路面電車で市内から簡単にアクセスできるのが魅力です。簡単なコースではありますが、ブダペストを一望できる展望台があったり市内とは違った雰囲気を楽しめます。

ハンガリー料理はVakVarjú Étterem Újlipótváros

現地にいるなら郷土料理を楽しみたいのは、当然の欲求。VakVarjú Étterem Újlipótvárosは現地人の間でも評価が高くおすすめです。

またJászai Mari tér駅周辺には、評判の良いレストランとカフェがいっぱいあります。比較的観光客が少なく外国人居住者が多いので、かなり快適な時間を過ごせるはずです。

Koller Galleryは一味違ったアートギャラリー

Koller Galleryではオークションがメインですが、一般開放もされています。小さくて可愛らしい庭園や、運がよければ激レアアートにお目にかかることもできます。漁夫の砦の近くなので、併せて訪れてみると良いでしょう。

ただし、一般開放されていない日時があるので、詳しくは公式サイトを見てみて下さい。

お気に入りのカフェはMantra Specialty Coffee Minibar

私のお気に入りです。落ち着いて本を読みたい時や、人混みから離れたい場合にはMantra Specialty Coffee Minibarによく行きます。コーヒーとケーキが美味しく、通りも小綺麗なので、休憩したい時に是非立ち寄ってみて下さい。

ハンガリー観光をレベルアップ

ブダペスト歴史博物館

ハンガリー観光に、もしかしたら役に立つのでは?と思う情報をピックアップしてみました。

ブダペスト国際空港からの移動手段

主に2つあり、公共バスとタクシーです。バスは頻繁ですし、タクシーは空港公式のFőtaxiがあり、ボッタクリの心配はありません。バスの方が料金は断然安いですが、現地に到着したばかりで公共機関の乗り換えが面倒だと感じた時には便利です。

空港からの移動はブダペスト空港の交通機関ページを参考にして下さい。

現金はEURで、残りはRevolutやWiseで支払う

HUF(フォリント)は日本や隣国で両替しても良いですが、決して強い通貨ではありません。また基本的に、金額が大きい場合は95%の確率でカード払いが可能なので、現金は極力減らして行きましょう。公共機関のチケットもカード払いで購入できます。

また、両替すると余った現地通貨の処理に困ってしまうことは多々あります。そこで私はRevolutWise(TransferWise)カードをおすすめします。知らない方もいるかと思うのでポイントを下にいくつか書きます。海外旅行で現金を持ち歩いたり、為替レートの悪いクレジットカード(ポイント付与を除く)や、日本国内銀行の国際カードより断然優れているので一度調べてみて下さい。

  • 日本国内居住なら、日本でカード発行ができる
  • Revolutのデジタルカードなら即日発行
  • 料金体系が明確
  • 為替レートが日本のどの銀行よりダントツ優れている
  • 複数通貨口座を簡単に持てる

バラトン湖には電車一本

バラトン湖でサイクリング
バラトン湖でフェリー

有名なバラトン湖は、地元民にとっては避暑地として有名です。レンタサイクルをしたり、泳いだり、ラベンダー畑を歩いたり、キレイな景色を堪能したりと、できることが盛り沢山。日帰りでも行けますので、国鉄のサイトから時刻表を確認して下さい。列車の頻度も多く、料金が安いのでイチ押しです。

長距離移動はまずFlixBusをチェック、次に国鉄

FlixBusはハンガリーにかかわらず、安くてある程度のサービスに信頼がおけるのでヨーロッパでメジャーな交通機関の一つです。

列車はバスより快適なので、ユーレイルパスなどを利用した国鉄も場合によっては良いですが、遅延が当たり前なとこがあるので時間に余裕が無いときはバスの方がリスクは少ないです。

ブダペストからウィーン国際空港へ直行

タイトル通りブダペストからウィーン国際空港へ直行するバスが存在します。隣国からINして、ウィーンでOUTな旅程や、ウィーン IN / OUTは良く聞くので、必要に応じて利用してみて下さい。

ウィーンやブラティスラヴァと組み合わせるとGREAT

Vienna、Budapest、Bratislava、Pragueは距離的にとても近く、最大5時間程度で移動できます。せっかくなら色んな都市を見たいのが旅行者の性。時間が許す限り、旅程に組み込んでみましょう。

特にVienna(ウィーン)はTokyoから行きやすいので、Vienna始まりで終わりの周遊コースなどは計画が立てやすいと思います。

他にもある人気投稿
海外の電車でバックと一緒に寝る
海外旅行準備の全て
Yoshish
海外でのバッグ/リュック防犯テクニック

海外旅行に行くとき、みんなが口を揃えて言うのは「スられたくない!」です。何度も海外に行ったことがある人は、それなりに防犯対策がしっかりできている人が多いですが、中には何度もバックやリュックに入っている所持品を盗まれている

マムート トリオンスパイン50のピッケルキャリング
ミニマリストなテック・ガジェット
Micchi700
マムートのトリオン スパイン50を厳しくレビュー

トリオン スパイン50本来の使用用途はアルパインやクライミングだという事を理解した上で、読んで下さい。このレビューではあくまで、「バックパッカーが50L程度のバックを探している」という方の視点から書きました。 バックパッ

ヨーロッパ格安一人旅でアテネのパルテノン神殿
一人旅バックパッカーの旅行記
Yoshish
格安の海外一人旅に外せない9カ国 – ヨーロッパ編

一人旅を好むのには、それぞれ理由があると思います。中でも、「できるだけ費用を安くしつつ、ヨーロッパ旅行を満喫したい!」という方は必見です。ヨーロッパはほぼ旅行しつくした私が、いくつかの国を選び、この場でご紹介します。 な

パスワード管理ツールは無料のBitwardenが最強
ミニマリストなテック・ガジェット
Kumpei.Y
パスワード管理ツールは無料のBitwardenが最強

Bitwardenを使い始めて数年が立ちますが、とっても使いやすくて重宝しています。私の場合はMac OSとBraveというブラウザ、後Androidスマホ上で使用しています。アプリと拡張機能が色々な形で提供されているの

一人旅でヨーロッパの田舎
一人旅バックパッカーの旅行記
Micchi700
海外旅行は一人が絶対おすすめな6つの理由

海外旅行はよく行かれますか?一人旅をしたことはありますか? 今回は、「海外で一人旅をしたことがないけどやってみたい!」という方の後押しをするための記事を書いてみました。 私の場合は10年ほど前から海外一人旅を始め、その魅

ドロミテ54 High FGの靴(1)
ミニマリストなテック・ガジェット
Micchi700
ドロミテ(Dolomite)54の靴は街でも山でもバッチリ決まる

このページを覗きに来たのなら、きっとドロミテ(Dolimite)の靴に既に興味をお持ちかと思います。ただ難しいのが・・・日本国内だとなかなか手に入らないってことです。レビューを読んだ所で、実際に試し履きできないのでは購入